Journey

写真と日記🏝✍

3

2度目の席替え。

 

 

その頃の私は、もう友達ではなくて。

大好きだった。普通の13歳と同じように。

 

 

席はわたしの前。

一番右側の列。廊下側。

これが全てを変えたと、今のわたしは思うよ。

 

 

この席の時にたくさん、辛いことを経験した。

他を想うあなたをそばで見ていたし、

わたしの友達に降り注ぐ困難に

わたし自身打ちのめされる時に

あなたは頭をさすり、励ましてくれたね。

 

 

そしてこれが、その後の軌跡を産むとは

わたしたちは知りもしなかったと思う。

 

 

そんな毎日が、想いだけを膨らませ。

あなたの想い人は叶わず。

わたしの想いは告げず。

そのまま学年が終わり、次学年へと変わり。

 

その頃にやっと、

好きだと告げました。

 

 

今思えば、逃げだったと想います。

他人の手を借り、年度末に

要はダメだった時の逃げ道を確実に確保した

告白でした。

 

 

正直、あの頃のあなたには

そこまで眼中にも意識にもなかった相手が

わたしだったと思います。

 

 

それでもいいと、答えをくれたわたしは

たった13歳の普通にあなたが好きな女の子でした。

 

それから、全ては変わっていったのです。