Journey

写真と日記🏝✍

celebrate 10th

わたしの今迄で1番しんどいときから始まり、

今日まで来たと。

 

 

今日みたいな

こんな日が来るとはあの日は思っていなかった。

 

 

だけど、あれから7年近くが経ったみたいで。

あの頃は、明日すら見えていなかったのに。

いつ、こんな毎日が終わるかすら分からなかったのに。

 

 

辛くも楽しくも時間は過ぎて

長い月日を経て今日という日が来て。

 

 

思い返せば、

人生最悪の日々から始まったこの7年も

青春の日々で…

 

 

そんな毎日を必死にやり過ごした。

やり過ごしてきた事ですら、

全てが青春の日々となった。

 

 

そんな気がして。

 

 

7年前の日々に、昔のわたしに、

今のわたしが他人に胸を張って話せる事など

ひとつもないけど。

 

 

 

それでも、

あの時間は何にも変えられないほど

大切な時間だったと今なら言える。

 

 

何も後悔なんてない。と言えるのは、

あなたのおかげです。

 

 

あなたの居ない日々は思い返せば、

今はそんな時間に変わったよ。

 

 

あなたは何を想うかな。

 

 

時間や記憶が二人を

置去りにして過ぎて行く。

それでも、願うことは変わらないよ。

 

 

 

 

10周年おめでとうございます。

 

 

その節目に。

7

あの日より少し前。

 

 

別れを悩んだ。

 

 

すごくしあわせだった。

腕の中も、その心地いい愛も。

全てに愛をちゃんと感じてた。

 

 

だから、朝に別れを言った。

 

 

 

見守る愛があると知ったから。

そばにいることだけが愛じゃないと知ったから。

2人をダメにすると感じたから。

 

 

誰かを好きになったわけでも、

あなたを諦めたわけでも、ない。

 

 

あの日、嘘をついて、ごめんね。

どうしようもなくて、必死になって

あなたを突き放す言葉を嘘で埋めた。

振り返らない後ろ姿に、何度後悔したかは

言いたくないほど。

 

 

あなたはどう、思うかな。

今になってあの日の2人の答えを。

 

 

間違ってなかったよと、

今なら笑うかな。

 

 

あの日、人生最大の嘘を守り抜くと

心に決めたよ。

 

 

6

帰ってきてからの毎日は、

埋めるようで様子を伺うような日々。

 

 

離れた時間は、長くはなかったけど

少しずつ日々を変え日常を変化させるには

十分な時間だったよね。

 

 

戻った2人が、お互いの過ごす時間

それぞれ別々に過ごす時間に変化があったことに

溝を作ったよね。

 

 

結局、なにがふたりをダメにしたのかと言われると

今でもその答えには辿り着けそうにない。

 

 

だけど、本当のことは一度も誰にも

言ったことはない。

 

 

あの日。別れを行ったあの日。

何かがあった訳じゃないよ。

 

5

あなたが居なかった毎日は、

すごく辛かったのをいまでも覚えてる。

 

 

それは、居ないことだけが辛かったんじゃなくて

何もできない自分への無力感が一番辛かった。

 

 

婚約者や、結婚相手ではない。

親や兄弟と呼ばれる親族でもない。

自分には、あなたを救う術もないけど、

あなたと法的に会う手段さえもない。

 

 

世界の全てが敵であるように感じてしまうほどの無力感でした。

 

 

愛が儚いと呼ばれる理由を初めて知るように。

 

 

それから、あなたの居ない毎日を

あなたを知る仲間たちから欺くことが

辛かった。

 

 

噂とは早いもので、

みんなは知っていてわたしの嘘を

温かく見守ってくれた。

わたしの嘘と、あなたのことを。

 

 

わたしは毎日を忙しく。

あなたを思いながら、淡々と。

毎日を過ごした。

 

 

1日も早く、1日が終わることを願い。

1日も早く、願う日が来るように願い。

1日も、あなたの笑顔が絶えないよう願い。

 

 

 

4

あなたがどこまで、同じ想いだったか。

同じように苦しんだか。

同じように、2人の未来を考えたか。

なんて、その頃も、今だって。

全く分かりはしない。

だけどそれは、この先も答えは出ないし

みんな同じことだと。やっと、今頃になって理解った。

 

 

 

あの頃のわたしは、

あなたにとっては告げた思いとは違って

不誠実だったのかもしれません。

 

 

手を繋ぐのもほとんど初めて。

誰かに自分の想いを伝えるのも。

大切な人の隣で、相手も同じように

わたしを大切にしたいと応えてくれ

その思いをしりながら微笑むことも。

 

 

ずっと、友達で居たあなたのそばに居る

それが友達とはこんなに違うことも。

知らなかった。初めてだった。

 

 

だから、強がり意地を張り

あなたを幾度となく傷付けたこと。

知っていた。

それなのに、自分を守ることに必死で。

余裕がなくて。

それを続けたこと。傷付けた続けたこと。

 

 

傷付けたこと以上に、

あなたを心配させ不安に追い詰めたこと。

 

 

今になって、やっと分かる。

 

 

「会いたい」と言ったことは

一緒に過ごした3年で1度もなかったよね。

「大好き」と伝えてくれたその言葉に、

「ありがとう」でしか返せなかったよね。

 

 

「ずっと」って言葉は信じないと、

言い続けたわたしに。

ずっとではなく、毎日の愛を伝えてくれたよね。

 

 

そんな愛は、今頃になって届いています。

 

 

 

本当はあの頃も届いていました。

だけど、受け止めきれなかった。

全てはわたしの責任だと、

今なら言いきれるのに。

 

 

 

あの頃は全てをあなたに押し付けて、

不用意にあなたに全てを強いたよね。

3

2度目の席替え。

 

 

その頃の私は、もう友達ではなくて。

大好きだった。普通の13歳と同じように。

 

 

席はわたしの前。

一番右側の列。廊下側。

これが全てを変えたと、今のわたしは思うよ。

 

 

この席の時にたくさん、辛いことを経験した。

他を想うあなたをそばで見ていたし、

わたしの友達に降り注ぐ困難に

わたし自身打ちのめされる時に

あなたは頭をさすり、励ましてくれたね。

 

 

そしてこれが、その後の軌跡を産むとは

わたしたちは知りもしなかったと思う。

 

 

そんな毎日が、想いだけを膨らませ。

あなたの想い人は叶わず。

わたしの想いは告げず。

そのまま学年が終わり、次学年へと変わり。

 

その頃にやっと、

好きだと告げました。

 

 

今思えば、逃げだったと想います。

他人の手を借り、年度末に

要はダメだった時の逃げ道を確実に確保した

告白でした。

 

 

正直、あの頃のあなたには

そこまで眼中にも意識にもなかった相手が

わたしだったと思います。

 

 

それでもいいと、答えをくれたわたしは

たった13歳の普通にあなたが好きな女の子でした。

 

それから、全ては変わっていったのです。

2

いつものくじ引き。

 

 

正面の黒板に先に書いてある番号に、

引いた番号とあわせて席が決まる。お決まりのパターン。

 

 

わたしの隣りの列、右後ろになったことがキッカケ。

 

 

要は、大抵組まれる班が一緒になった。

昼ごはんも、実習も、遠足も。

 

 

一緒に過ごす時間が長いことは、

仲が深くなるということ。

 

 

気づいたら、いつも一緒で。

一番友達のようで、一番遠くて。

彼の好きなひとも知るくらい近かったりもする。

そんな距離感。

 

それが最初の席替え。