Where going...?

街中を歩いてる人達を見ると、

みんなどこかへ向かって歩いてる。

信号でもない限り、立ち止まる人も少なく

迷わないと周りを見渡すこともない。

目的地があるから、足が進んでく。

そんな人達は、みんなどこへ向かうのか。

ある人は仕事先へ ある人は誰かの待つ家へ

ある人は夕食を食べに行き ある人はデートへ

家の外へ出ると、ほとんどの人が

何かしら目的地があって

歩いていくのだろうけど

例えばそれが人生であれば？

目的地がなく、足を止めて立ち止まる時が

誰にもある筈。

そんな時どこへ向かい、

何をして、誰を待てばいいのか。

コロナの自粛が始まって、

家に居る時間が増えて

外へ出る目的も減らすようになった。

前は、旅行へ行きたい！

これからこんな事をしていきたい！

何年先にはこんな私でありたい！

と思っていた欲や情熱でさえ

大人しくする時間と一緒に薄れて。

今になれば、

それでこの先どうするんだっけ？

と考えてもこれといってピンとこない。

よく考えてみると、

色んなことが少しずつ

妥協になっていく気がする。

この人と居たいと思うこともなくなり、

やりたい事をやり遂げる情熱も薄れ、

なりたい自分への理想よりも

置かれる現実を語るようになり、

他人の受け入れにくい意見にさえ

争いを逃れて頷く場面も増えた。

これが大人になるということなら、

子どもだった自分が

1番なりたくなかった大人に

なっているに違いない。

道に迷った時は、

誰かが教えてくれるだろう。

ケータイのマップもガイドしてくれる。

だけど、人生に迷った時のガイドは

自分しかいないから。

目的地を定め、見失わず

歩き続ける情熱を持って向かいたい。

何年か前に、自分が持っていた

行動力やこれからに対する希望を

カバンの中から探し出して

また明日からも頑張れるように。